2009年10月18日

容器に注意(+ビスマスの比重の話)

ビスマスを融かしたり冷やしたりする容器は特別な物を使うわけではなく、ステンレス製の台所用品にかなりお世話になっています。
しかしビスマスの密度は水の約10倍くらいあります。台所用品は水や食品に使う事を前提として作られているので、大量に扱うときには取っ手の強度を期待してはいけません。こんな感じのことになります。(冷えている時だったので大事には至りませんでしたが)
取っ手の外れた計量カップ

ちなみに。誤解されがちですが、金属の中では「ビスマスはそれほど密度が大きくない」です。どれくらいかと言うと、金やタングステンの半分くらい、鉛と比較しても1割以上低い値です。確かに原子核の質量数で考えると鉛より重いのですが、金属としては詰まり方に隙間が多いとでも言えばいいのでしょうか。
posted by 堀石廉 [holyithylene] at 20:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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